田尻町市街化調整区域における地区計画ガイドライン

大阪府では、平成10年5月の都市計画法改正により、市街化調整区域においても市町村の定める地区計画の内容に適合するものであれば開発が可能となったことを受け、平成15年5月に市街化調整区域での地域づくりについて、「市街化を抑制する区域」という基本理念を堅持しつつ、緑豊かで良好な土地利用を継続するため、固有の資源や既存のストックを活かし、その魅力を最大限に引き出し秩序ある土地利用の誘導を図ることとし「市街化調整区域における地区計画のガイドライン」（以下「大阪府ガイドライン」という。）が策定されました

その後、都市計画法の改正や大阪府都市計画マスタープランでの大阪府ガイドラインの位置づけ見直しなどにより、2度にわたる改定が行われ、令和3年3月には、全国的に急激な人口減少と高齢化が進展する中、「コンパクト・プラス・ネットワーク」の都市づくりを進める立地適正化計画制度に合致すべく、多様な都市機能へのアクセス性を高める「大阪にふさわしいネットワーク性の高い都市づくり」を進めていくことや、頻発・激甚化する自然災害に対応するため、「都市防災の方針」として、土砂災害・洪水・浸水対策等の取り組みについて重点的な位置づけが行われ、また併せて、「みどりの大阪推進計画」に定める緑化の目標達成に資する緑化を促進することなどが追記され改定されました。

上記の内容を鑑み、また近年、周辺市町において市街化調整区域における地区計画により地域の活性化を行っている実情も勘案し、田尻町においても、大阪府のガイドラインに即し、かつ田尻町の持つ地域性を考慮した「田尻町市街化調整区域地区計画ガイドライン」を策定しました。