田尻町の健康課題は、高血圧です！

令和7年3月「第2次健康たじり保健計画」を策定しました。

策定にあたり、住民の皆さんの健康データ（健診結果や医療受診状況等）を分析したところ、心疾患・腎不全でなくなる方の割合が多く、背景として高血圧の方の割合が高いことが分かりました。

特に、下の血圧（拡張期血圧）は大阪府と比較しかなり多い状況となっています。

（令和4年度 KDBシステムより）

また、働く世代（50・60代）は、血圧が高い人が多く、医療受診をしていない可能性や血圧コントロールができていない場合が考えられます。

（大阪府民の健康見える化サイト 令和6年度地域健康カルテより）

その他の、町の現状等については、下記ページをご参照ください。

血圧とは、血液を送り出すために、心臓が最大に収縮したときに血管にかかる圧力を収縮期（最高）血圧と言います。加齢や動脈硬化により血管壁が高くなると上昇します。

心臓が最も拡張し、血液が心臓内部にため込んだときにも、ある程度動脈には圧力がかかっています。その時の圧力を拡張期（最低）血圧と言います。

私たち健康課では、収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上の場合は、高血圧とし、保健指導を実施しています。

高血圧は、サイレントキラーと言って、症状がなく、放っておくと危険な病気です。

血圧の高い状態が続くと心臓や血管に負担がかかるほか、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、心不全など命に関わる病気になる危険性が高まります。