聞こえに関する取り組み事業
聞こえにくくなることで、他者とのコミュニケーションを敬遠してしまい、外出の機会が減ることや社会的孤立を招くことから難聴(聴力の低下)が認知症のリスク要因になることが明らかになっています。
そのことを受け、田尻町では、令和4年度より「聞こえに関する取り組み事業」を開始しました。
本町と株式会社リオンが官民連携し、町の介護予防事業の専門職である言語聴覚士、健康運動指導士、看護師、保健師、地域の医療機関なども一体となって、普及啓発、早期発見、フォローアップ、データ分析までの一連の取り組みを行っています。
1.周知・普及啓発
定期的に広報記事の掲載、各サロンで言語聴覚士による講話などで聴覚の大切さや認知症との関わり、補聴器の必要性などの啓発を行っています。
また、年に1度の頻度で、自身の聴力に関することや日常生活での様子、補聴器の必要性等を聞き取る聴覚アンケートを実施しています。
自身の聞こえの状態をチェックしてみましょう
ふれ愛センター窓口で配布しています。気軽に確認してください。気になる症状がある方は、聴覚相談をご活用ください。

2.実感・気づき
会話が聞き取りにくい、TVのボリュームが大きいと言われたりすることはありませんか。
一般的に、加齢による難聴(聴力の低下)はゆっくり進行し、ご自身では気づきにくいものです。
本町では、難聴(聴力の低下)を実感(気づき)していただくために下記の取り組みを行っています。
聞こえチェッカーとは
聞こえチェッカーとは、リオン株式会社(医療機器などの製造・販売を行っている会社)が、片耳1人2分程度の聞き取りチェックで簡易的に聴力を測定できるシステム(アプリ)です。
自身の「聞こえ年齢」が表示され、聞こえの程度を把握することができます。聞こえ年齢は、性別・年齢別の聴力平均値に基づいて判定され、レポート用紙をお渡ししています。
本町では、聞こえチェッカー後に言語聴覚士による聴覚相談も実施しています。

リオン株式会社との協定について
【連携事業】
本町は、リオン株式会社と協定を結び、高齢者の耳の聞こえに関する事業を推進しています。
リオン株式会社は、医療機器の製造や販売を行っている会社であり、特に補聴器やオージオメーター(聴力測定機器)などの耳鼻咽喉科領域を中心とした検査関連機器を開発しています。
3.聴覚検査・相談
聴覚アンケートや聞こえチェッカーの結果を受けて、より多くの方に耳の聞こえに対する関心を持ってもっていただきたいと思い、聴覚検査・相談を開始しました。
聴覚検査
ふれ愛センターにて実施する集団健診(ふれ愛健診)にて、聴覚検査を導入しました。
対象者:65歳以上の方で特定健診・後期高齢者医療健康診査の受診者
費用:無料
精密検査が必要な方には、言語聴覚士より専門医療機関を紹介します。

聴覚相談
本町では、言語聴覚士による聴覚相談を行っています。
◎ふれ愛センター(年6回)や各集会所(年3回)にて聴覚相談を行っています。
この記事に関するお問い合わせ先
高齢障害支援課
〒598-0091
大阪府泉南郡田尻町嘉祥寺883番地1
電話:072-466-8813
ファックス:072-466-8841
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公開日:2025年03月26日
更新日:2025年03月26日