(仮称)田尻町防災・文化センター基本計画の最適化(課題整理)業務の中間報告
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田尻町では、令和3年度策定の(仮称)田尻町総合文化センター基本計画等について、建設へと前に進めるため、令和8年度田尻町議会の賛成多数を経て、課題整理等業務委託(予算605万円)を行っています。先般、議会に対し最適化内容を報告しました。
※計画について、住民の皆さまに分かりやすくお伝えするため、(仮称)田尻町防災・文化センターと呼称を改めました。
中間報告した主な最適化の内容
【生涯学習、文化面】
- 図書館は、単に本を「借りる、読む」場所から、人が「集い・つながり・活動する」ことで賑わいや活性化につながる地域の拠点を担います。
- 複合施設として、出会いと交流を生み出す工夫として、ホールや各諸室を空間がつながり織り交ざることで、多様な活動に柔軟に対応し、可変性のある空間を創出します。
- 令和3年基本計画の導入機能に基づき、より利用効果を高め、交流と賑わい、相乗効果を生み出す計画の最適化により、延床面積約3,800平方メートルの施設規模(令和3年基本計画時:約4,300平方メートル)とします。
【防災面】
令和8年熊本地震でもみられる避難の長期化等に対応するため、避難生活の質に配慮します。
- 施設の新たな位置づけとして、津波災害時の避難有効面積において、スフィア基準(国際的な人道基準で3.5平方メートル/人)を確保します。大規模災害発生に伴う災害関連死などを防ぐよう、避難所における共助(ソフト面)とともに、公共施設の公助(ハード面)としての質の高い避難環境を実現します。
※現在、津波災害時の指定避難所は小学校とふれ愛センターの2カ所ですが、(仮称)田尻町防災・文化センター建設により人権への配慮やプライバシー確保などゆとりのある避難所を確保します。 - 避難生活への困難に対応した防災機能を一層充実します。屋外の駅上広場などと連動し、防災対応力を向上します。
停電…照明や空調の稼働(非常用発電、太陽光発電、蓄電設備など)
断水…避難生活用水の確保(耐震性貯水槽、高架水槽、地下水の活用など)
その他…トイレ、Wi-Fi環境、共助スペース(かまどベンチ、ペット対応スペースなど)
を効果的・効率的な配置を検討します。
※災害時飲料水やお風呂・仮設トイレなどは、現在も備えています。総合防災マップをみて、ご自身やご家庭でもマイタイムラインや非常持ち出し品、備蓄品など、災害に備えましょう。
【整備手法、管理運営面】
- 民間ノウハウを適切に活かした効率的な施設整備により、計画的な建設と事業費低減を行います。
- 住民意見を最大限活かし役場と連携した柔軟な管理運営により、まちの活性化を図ります。
- 物価高騰などを反映した財政シミュレーションの結果、健全な財政運営が確保されることを確認しました。事業化にあたっては、町にもっとも有利な国交付金などの特定財源の確保に努めます。
議会での審議状況
令和8年3月議会の令和8年度一般会計予算案審議において、(仮称)田尻町防災文化センター基本計画課題整理等業務委託料605万円(駅上広場に(仮称)田尻町防災文化センター建設を進めるための予算)が、議決承認されました。

令和8年9月議会中に行われた議会全員協議会において、(仮称)田尻町防災文化センター基本計画課題整理等業務の中間報告を行いました。(中間報告の概要版は別紙を参照ください。)
駅上広場に(仮称)田尻町防災文化センター建設を進めることに対する、各議員の立場及び主な理由 ※原議員は議長のため賛否等なし
賛成・・・山口議員、冬野議員、中野議員
<主な理由>
- 現在の公民館は築44年を経過し、老朽化に加えて津波浸水想定区域内にあること、一方で駅上広場は津波浸水想定区域外にあり、現状では避難時に身を寄せる施設がないことを重く受け止めている。また、今回の課題整理事業では、従来の基本計画から施設規模を約4,300平方メートルから約3,800平方メートルへ見直し、避難所機能を確保しながら、図書館、生涯学習、文化活動等の機能を複合化する方向性と、整備費・管理運営費・財政シミュレーションが示された。これらを踏まえ、防災機能と日常の学び・交流の機能を併せ持つ施設として、整備を進める必要があると考える。
- 課題整理を行っても605万円が無駄になるのではないかという点で予算に反対した。しかし、報告でも整備を進めることができないような重大な問題はない。この成果を無駄にすることなく、行政から前に進めるための予算という説明で賛成された。さらに精査し、より良い施設にしていき、住民のために(仮称)田尻町防災・文化センター整備を進める報告を聞き、一層賛成する。
反対・・・吉開議員、小川議員
<主な理由>
- 【駅上地区集会所兼防災センターの建設】公民館は現地で防災対策とともに長寿命化大規模改修、図書館は、こども園後の施設が築22年ほどであり、移転後に大規模改修をして、学童保育施設と図書館として利用する。津波浸水のおそれの対策については、止水板の設置を検討するなど適切に行う。
【町の考え方】 図書館と公民館機能、ホール機能が一体となってこそ、生涯学習の推進が図れる。分散すると、管理運営費もかかり今回の検証結果で非効率であることがわかった。こども園の現運動場は学童保育に使用するため、新たに駐車場整備も要検討。止水版では津波の浸水を防ぐことは困難です。駅上広場の土地を活用することで、津波対策のまちづくりが全体的に、かつ合理的に解決する。
- 第1に、田尻町の良さは、公共施設等が町の中心部にあり、意識することなく人々が交流できることを大きな理由に、一貫校建設が町の中心の現地で行われることになったこと。公民館も図書館も町の真ん中でこそ町民の交流がさらに盛んになること。
【町の考え方】 駅上広場から徒歩10分圏内に町域の多くが入るので、生涯学習施設としては不便とは言えない。むしろ駅に近くなり利便性が高まり、広域的な行事を展開する際にも利点が生まれる。
- 第2に、令和5年策定の地域防災計画との整合性において、重大な問題があること。駅上広場は、すでに応急仮設住宅161戸を建てる候補地、中型ヘリコブターまでのヘリポートを指定している。津波避難ビルとして指定している公民館を撤去することは、津波避難から命を守る行動を阻害することにつながること。津波避難ビルに指定している小学校とふれ愛センター、公民館、中学校の夜間及び休日の解錠体制が整備されていないことは即刻改めること。
【町の考え方】 新しい施設ができれば、より災害に強い新しい防災の計画へと見直しをかける。応急仮設住宅への備えも必要だが、発災時にまず必要なのは、津波からの人命をまもるための避難所を確保すること。町内に小型ヘリコプターが着陸できる場所はある。津波避難については、津波浸水区域内から出ることが大切。本町の場合は、田尻川河口部分の津波想定区域から出ることが大切。。浸水区域内にある公民館を移転することが必要である。津波避難ビルの夜間、休日の解錠については、管理運営上、課題があります。
- 第3に、津波浸水からの避難として緊急一時避難場所が南海電鉄線路を超えて駅上広場だけを指定していることは、田尻町の津波避難の脆弱性を表している。共産党議員団は、ふれ愛センターと小学校の3階津波避難の緊急一時避難場所に指定することを求めている。
【町の考え方】 小学校やふれ愛センターは津波浸水想定区域に隣接していることから、災害発生後、防災活動や避難行動等に大きな障害が生じる可能性がある。本町の場合は、津波浸水想定区域外のより安全な場所に避難する方針である。
- 第4に、町財政の長期計画からみても、平成15年に関西空港からの固定資産税が激減し、起債も70億円を超えて、平成16年から、財政健全化計画を組むようなことになったことを想起し、個別施設計画で令和6年に大規模改修を掲げていた公民館は、その措置を行うことを強く求める。
【町の考え方】 長期財政計画からも今回防災文化センターの計画に問題のないことが判明した。来年度、全公共施設の管理計画である「個別施設計画」を見直し、その中で公民館の廃止を位置づけていく考えである。
保留・・・坂口議員、永井議員、今井議員
- 現時点で賛否は判断できない。議論途中の段階であり、中間報告である以上は、今後の協議や質問回答により判断する。
- 現段階において判断を下すということは差し控えたい。
- 現時点で、課題整理の質問について賛成・反対の判断はできない。課題整理も中間報告の為、最終的にまとめたもので考えたい。
- 令和8年9月議会最終日に、田尻駅上広場に(仮称)田尻町防災・文化センター建設計画の是非を問う住民投票条例制定について可決されましたが、町長による再議の結果、廃案となりました。
この記事に関するお問い合わせ先
文化・教育施設建設プロジェクトチーム
〒598-0091
大阪府泉南郡田尻町嘉祥寺409番地6(教育センター内)
電話:072-447-5108
ファックス:072-466-5095
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公開日:2026年11月01日
更新日:2026年11月01日